もしもシリーズ!!あのジブリの主人公が令和の今にタイムスリップしたら
今回は、シナリオライター的な記事です。
「耳をすませば」の舞台にスマホがあったらのifについてです。
「耳をすませば」は、近藤喜文監督のスタジオジブリのアニメです。
<<あらすじ>>
「耳をすませば」は、月島雫ちゃんが自分が借りる本、借りる本、先に「天沢聖司」という名前があることに気が付きます。
彼はどんな人なんだろう……
雫ちゃんは興味を持ちます。
実際に会ってみると、ちょっと…嫌な奴…!
でもなんだか気になる…。
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的な、りぼんの恋、友情、夢!が詰まった作品です。
映画の公開が1995年なので、24年前になりますね……!
図書カードにフルネームで記名なんて、個人情報が駄々洩れで、今では考えられないですよね。
さて、この世界が1995年ではなく、スマホのある今だったら、どうなるでしょうか。
考えてみてください。
(5秒)
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まず、記名式の図書カードがありません。
バーコードを読み込み、図書館のデータベースに記録が残るだけ。
雫ちゃんは「天沢聖司」なる名前に気が付くことがない。~End~
今の小中学生に「図書カードが記入式」なんて言ったら驚くかもしれませんね。
話が終わってしまうので、なんかの拍子に「天沢聖司」を知ったことにします。
たとえば今なら、「ブログ」をしているとか。
雫ちゃんはどんな人だろうと思いますね。
では、さっそくスマホで調べます。
お、プロフが出てきました。
こんな人なんだ。フーン。なるほど。~End~
……「天沢聖司」って、どんな人なんだろう、というドキドキが消滅しましたね。
スマホによって、1995年には存在した山場の一つが消えました。
今のように、携帯電話が普及する前は、固定電話に誰が出るのかわからなくてドキドキしたという話を前にきいたことがあります。
先日まで放映していた「わたし、定時に帰ります。」は、働き方改革関連法が施行されてからなので注目度が高かったようです。
これがワークライフバランスより、バブルのように働くことが美徳な時代背景だったら「???」となったでしょう。
「なぜこのドラマが今、うけているのか」
「もし、時代がちがったらストーリーはどう変わるか」
シナリオを書く時には、時代背景をしっかり考えないといけませんね。
調べると出てくるのですが、作品に携帯を出さないまんが家さんがいらっしゃいます。
理由は、どんなに最新でおしゃれでも、古くなるから、そういうのは作品が古く見えてしまう、だそうです。
小物を使うなら、時代に流されないものを使うのがいいかもしれませんね。
「もし〇〇がなかったら」「もし××があったら」は、頭の体操になるので、ぜひ皆さんも、考えてみてくださいね。