貧乏は恥だが役にたつ?!
こんにちは。
ライターの篠田すみれです。
今日は、私がシナリオを書く時に役に立った経験について書きます。
私の実家はあまり裕福ではありません。
これがネタになりました。
どうして貧乏がネタになったのか⁇
まず、シナリオを書く時に、何かが起こります。
それは金銭、人間関係、事故など突発的なものなどです。
金銭のトラブルって、お金持ちのトラブルもありますけれど、だいたいお金がないところで発生します。
このときに、貧乏描写がないと、
お金に対する執着心
だったり、
お金に対する思い入れ
(お金が手に入ったら○○したい)
などが引き立ちません。
そのため、まず、そのようなトラブルの話には貧しい生活環境が必要です。
シナリオ教室に通っていて、先生が
「これは体験されましたね?」
と、ズバリの指摘をなさることがありました。
先生が読むプロ、というのはあるでしょう。
しかし、逆にいうと 作りもの、わざとらしいエピソードも見分けがつくということ。
いかにリアリティを出すか…。
私はシナリオを書くときにすごく気をつけています。
その世界観に浸りたいのに、
いかにも作りました、わざとです
というセリフや動作は見ていて世界観から冷めてしまいますよね。
そういうことがないように、
まるで本当のように作り込む…。
でも、書いていてリアルな体験にはかなわないな、と、思うことがしばしばです。
作り上げたものには、少しではありますが
「本物っぽく見えるかな?」
という不安が残るのです。
しかし、リアルな体験の場合は、それがありません。
「わざとらしい?本当にあったことですよ」
と、言い切れます。
リアルな体験は大事なものです。
いつネタになるかわからない…いざ集めようとしても、なかなか集められるものではない…。
そう考えると、実家のあまり豊かでなかったことや、嫁姑の諍いもネタにできて、今なら祖父母と両親にありがとうと感謝です。
捨てるところなし、シナリオライターの実体験、というお話でした。